江戸だより №3 花火大会
2014.08.05
夏の風物詩「花火大会」 東京でも1万発以上打ち上げる大会だけでも、7月の「足立の花火」を皮切りに7大会も催されます。
そもそもなぜ夏に花火大会なのでしょうか?
日本の花火大会は、江戸時代の両国の川開きに端を発しています。
江戸では1732年(享保十七年)に大飢饉とコレラで多くの犠牲者が出たのですが、その霊を弔い、厄を落とすために翌年の五月二十八日(新暦六月末)の川開きに花火を上げました。これが両国の花火大会の始まりで、多少の中止時期はありましたが三百年近くにわたって、続けられています。
また、最初の花火大会が死者を弔うために開かれた事から、花火という物にお盆の迎え火、送り火のような儀式性を感じるところがあるのかもしれません。夏と言えば「花火大会」!
中でも、特に規模、伝統、格式共に関東随一の花火大会が「隅田川花火大会」が有名です。
東京都の隅田川で2つの会場に分けて打ち上げられる。第一会場では、大会の目玉でもある計200発の花火コンクール玉を含む約9500発が、第二会場ではスターマインなど約1万500発が花開く全国でも屈指の花火大会です。
浅草浅草寺側から見た様子 隅田川に浮かぶ屋形船。風情もあり、ゆったり花火見物
スカイツリーをバックに東京の花火大会ならではの景色
今後も、季節感のある「江戸だより」をお送りします。お楽しみに!
東京支店